ワールドグランプリ 日本Rd. 対台湾
日本3-0台湾 25-19 25-17 25-5
昨年の世界バレーの敗戦って何だったの?っていう試合でした。
実は前回の台湾戦を何かの都合で見ていないので余計にそう感じました。
そんな中、印象的なシーンがありました。
それは第3セットでのこと。
高橋(NEC)のサーブで途中連続10得点しました。
バレーボールは流れを掴むとそれを止めるのは難しく、実力以上の差になってしまう事がよくあります。
しかし、問題はそれが途切れた時です。
口では「ここが大事!」とか「ここ集中!」とか言いますが、やはりどこかで安心してしまうものなのです。
なので、その後相手にも連続得点を許し、結果として点差がそれほど開いていない状態になる事が多いのです。
と、ここで柳本監督は8年ぶりに全日本に復帰した多治見(パイオニア)をコートに入れました。
すると他の5人が大ベテランの多治見の良いところを出させてあげたいと、
自然にまた集中して相手に流れを渡すことなくラリーポイント制では有り得ない点差で勝利する事ができました。
素晴らしい采配と素晴らしいセットでした。